ヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸はもともと体内に存在している成分で、外から補うことで、皮膚のシワを目立たなくしたり、
部位ごとにボリュームをもたせることができます。もともと体に存在している成分のため、注入によってアレルギーを起こす可能性はゼロに近く、使いやすい製品です。
組織の大部分を占めている「真皮」の中のみずみずしいお肌を構成する 3つの大きな要素が「コラーゲン」・「エラスチン」・「ヒアルロン酸」です。「ヒアルロン酸」は、1gで6リットルの水を抱え込めるといわれる“保水成分”があります。細胞と細胞の間の水分を保持し、皮膚の柔軟性を保つ働きをしています。「ヒアルロン酸」はゲル状になっており、水分が吸収されると膨らむのが特徴です。「コラーゲン」は、お肌や軟骨などをつくる繊維状のタンパク質で、お肌の弾力を作る成分です。「エラスチン」はコラーゲン同士をつなげる役割で、この「エラスチン」がないとコラーゲンは十全に役目を発揮しません。「コラーゲン」や「エラスチン」が土台となり、その隙間でヒアルロン酸が水分を保持することで、しっかりと水分を保持して潤った、ハリのあるみずみずしいお肌が保たれます。

ヒアル当院で取り扱う薬剤について
ヒアルロン酸はやアメリカ、韓国など、さまざまな国で製造されています。
その中でも、当院では主に世界的シェアを持つ「アラガン社」の「ジュビダームビスタ®」シリーズを使用しております。
日本国内で初めて厚生労働省に認可された、安心できる美容医療のヒアルロン酸です。
持続期間の長さや皮膚への馴染みの自然さなど、非常に信頼性の高い薬剤です。部位によっては24ヵ月ほど効果が持続するため、
通院回数や施術にかかるコストを小さくできることも魅力です。
またヒアルロン酸は種類により粒子の大きさが異なるため、ボコつきや不自然さがでやすい薬剤もございます。アラガン社のヒアルロン酸は非常になめらかで注入量や部位がコントロールしやすく、皮膚への馴染みも良いため、自然な仕上がりを叶えることが可能です。

ヒアルロン酸の吸収期間について
ヒアルロン酸は、再注入を繰り返していくことで、持続期間が長くなっていきます。
ヒアルロン酸が完全に体内で吸収されるまでの期間は1~3年程度であり、初回注入が吸収されていくスピードに比べ、
再注入して再蓄積したヒアルロン酸は1回目の注入より長い期間持続します。
このためヒアルロン酸は半年~1年おきに必ず再注入しなくてはいけないというものではなく、2〜3回注入された後は
しばらくは蓄積しているため、減って来たなと感じるようになるまで注入をしなくてよくなリます。
ヒアルロン酸の使い方
昔は、ヒアルロン酸注入というと「シワなどの凹みを埋める」治療であるというイメージがありました。
かつての窪みを埋める方法では顔の下部に集中してボリュームが出てしまったり、顔全体でのバランスが崩れ、
「シワは目立たなくなったけどバランスが…」という患者様もいらっしゃいました。
昨今では注入技術の研究・発展により「こめかみや頬などの高い位置への注入によるヒアルロン酸リフトアップ」技術が確立し
直接窪みのみに注入するのではなく、お顔全体のバランスを見て注入し、「自然に美しいお顔」を目指すことが可能となりました。
当院では気になる部位に直接注入する方法と、バランスをみてお顔全体に注入する方法、お顔のご希望に沿ってご提案させていただきます。
またヒアルロン酸は1〜2年程で吸収されていきますが、ボリューム感が減ってもお肌の中で“ハリや艶”を長期的に補助することができるため、
2段階のエイジングケアになってくれる一石二鳥の施術です。
こんな方におすすめ
ほうれい線が気になる
”20代の方でも小さい頃からほうれい線が目立つ”と気にされている方がいますが、とほうれい線は誰でも出るものなので、完全に消す必要はありません。ほうれい線だけにボリュームを追加することが本当にその方のためになるのか、最初のカウンセリングの際に判断します。加齢によるほうれい線の場合には、ホホ全体が下がってきている場合がほとんどです。そのような場合にはほうれい線を含めて広い範囲に面でヒアルロン酸を注入し、ほうれい線~あごまでボリュームが落ちた部分を補うことで、自然な仕上がりになります。糸リフトと組み合わせると、より改善効果が高くなることもあります。
目の下~ホホ(ゴルゴ線)
年齢が上がるにつれて、目の下~ホホの皮膚の下にある脂肪の組織が少なくなりくぼみができてきます。これによりクマが目立つようになり、その下の段差も目立つようになります。いわゆる「ゴルゴ線」と呼ばれる線です。その線に沿うようにヒアルロン酸を注入すると、シワを目立たなくすることができます。同時にホホのボリュームが上がることで、ホホに丸みが出てふっくらした女性らしい印象になります。ホホの位置が高くなることで、若々しい印象にもなります。
口の下(マリオネットライン)
口角の下の部位は加齢とともにホホが下がってくることで凹んで見えやすい部分です。これによってできるシワは「マリオネットライン」と呼ばれており、ほうれい線のシワから連続している場合もあります。口の下~あごのボリュームが下がった部位にヒアルロン酸を補うと、この部分のボリュームが増し、フェイスラインがスッキリします。
ヒアルロン酸でボリュームを出したい
涙袋
目が大きな印象にしたい、可愛らしい印象を作りたい、もう少し顔に立体感が欲しい、メイクで涙袋をつくるのは面倒。そんな人にお勧めです。
下まぶたは吸収の遅い部位なので、一度注入をすると1~2年、長い人で3年ほど効果が持続します。下まぶたギリギリで注入するため、皮膚も下
へ引っ張られることにより、目の縦幅が若干広くなり、目が大きく見えるようになります。注入部位が下すぎると、かえって疲れた表情になってしまう場合もあるため、お顔のバランスを見ながら調整していきます。
唇
唇が薄いことで「冷たそうな印象を持たれる」「のっぺりとした顔立ちに見える」「上下の唇の厚さのバランスが気になる」などのお悩み
を持っている方が少なくありません。また、加齢によって唇の皮膚のハリがなくなり、ボリュームがなくなると「唇の境界線」が曖昧になり、唇
の縦ジワが増えてしまう方も多くいらっしゃいます。唇を整えることで若々しく、活気がある印象にすることが可能です。
あご
「アゴが小さい」「アゴが後退して口から首にかけての段差が少ない」ことによって、顔が間延びした印象となってしまっている、「Eラインのない横顔」になってしまっている多くが「口ゴボ」と呼ばれる症状です。輪郭に固さのあるヒアルロン酸を注入することでアゴを形成し、整える施術です。注射のみでアゴを形成できるため、手術に抵抗があるけれど輪郭を綺麗にしたい!という方に喜んでいただける施術です。
鼻
鼻にコンプレックスを持っている方は、数多くいらっしゃいます。「モデルのような鼻筋になりたいけど、手術は怖い」「メスを入れるのに抵抗があって、悩みを解決できない」など、顔にメスを入れる抵抗感から、「手軽な注射によるヒアルロン酸注入」で願いを叶える患者様が増えています。ヒアルロン酸による隆鼻術は、注射での注入のみで、ほとんどダウンタイムなしで、鼻筋を通したり、凹凸を調整したり、鼻の曲がりを整えたり、好みの高さや形にデザインすることが可能です。
詳細情報
効果 | 効果は直後から実感できます。部位にもよりますが、1〜2年かけて吸収されていきます。 |
施術時間 | ヒアルロン酸1本あたり10分程度 |
麻酔 | 原則必要ありませんが、笑気麻酔や麻酔クリームも使用可能です。 |
痛み | お冷やしを十分に行いますので、我慢できるほどの痛みです。 |
施術間隔 | メンテナンスは減ってきた、追加したいと思われたタイミングとなります。 注入直後は内出血や腫れが出ている可能性がありますので、早くても2週間目以降のご案内となります。 |
メイク | 注射部位を避けてポイントメイクは当日から可能です。 |
洗顔・入浴 | 洗顔、シャワーは当日から可能ですが、入浴は翌日以降に可能です。 |
ダウンタイム | 当院では非常に細い針を使用し、また細心の注意を払って注入しておりますが、それでも針を刺す以上は内出 血を完全に避けることはできません。内出血が出てしまった際には、約2週間かけてお色味が引いていきます ので、メイクなどでカバーをしながらお過ごしいただければと思います。また大切なご用事をお控えの際には、 内出血が出た場合に備えて約2週間のお時間のゆとりを持ってご来院いただくことをお勧めします。 |
リスク | ・かゆみ・疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・感染を生じる可能性があります。 ・量の不足によっては修正効果が弱いと感じることがあります。 (料金は発生いたしますが、2週間以降追加の注入は可能です) |
注意事項 | 以下の方は施術をお受けいただけません。 ・18歳未満の方 ・3ヶ月以内に妊娠の予定がある方 ・妊娠中またはその可能性がある方、授乳中の方 ・施術後は、基本的には注射した部位のマッサージは2週間お控えください。 |
ヒアルロン酸のリスクについて
”塞栓”といってヒアルロン酸が誤って血管に流入することで、血管に詰まることで皮膚や神経が壊死することを
不安におっしゃるお客様がいらっしゃいますが、当院ではリスクの高い鼻先や眉間などのヒアルロン酸注入は行いません。
大手美容クリニックで症例を多く経験しており、ジュビダームビスタ認定医というアラガン社の公式トレーニングを受講して技術と知識を身につけた医師が施術を行います。またヒアルロニターゼという専用の薬剤で、溶かすことも可能です。
まずは一度お気軽にご相談ください。
よくあるご質問
施術の流れ
施術の流れはこちらのページをご参照ください。